売買分析を踏まえて(検証)
前回ブログ「売買分析」を踏まえ、今後の売買の方針は以下の通りです。
①「月別損益の内訳」を踏まえて
利食い金額が極端に少なかった今年の4月と7月は、TOPIXで陰線であった月でした。
今後必ず来るであろう暴落に備えるためにも、空売り比率を徐々に増やしていく予定です。
なお、現在は資金の1割程度をカラ売りとしています。
②「利食い、損切取引別分析」を踏まえて
・勝率
=154÷201
=76.6%
・リスクリワードレシオ
一件当たり利食い金額(利食い取引)÷一件当たり利食い金額(損切取引)
=120,993÷79,166
=1.52
・平均保有日数
10%の形式的損切ラインまで塩漬けにしていることもあり、損切の場合の方が利食いの場合より保有日数が長くなっている。
まあ私はこんな程度です。
改善のためには、不等分割、早めの損切りの習得でしょうか。
あとは試し玉、これは全くできていない(やっていない)ので今後の課題です。
③「取引銘柄別分析」を踏まえて
現在、買いについては、重点取引銘柄、新甫取引銘柄、その他の銘柄に分けて売買をしています。
・重点取引銘柄
現在の重点取引銘柄は以下の3銘柄です
大平洋金属(同 3,800株、@1686円)
名村造船(同 4,000株、@216円)
重点取引銘柄であった、コニカ、シチズンは値位置が高くなってしまったので、しばらくお休みです。
・新甫取引銘柄
今年8月より始めました。
少なくとも1年間は継続して新甫取引を実施する予定です。
・その他の銘柄
金融銘柄を中心に成績が芳しくありませんが、ダラダラ下げもそろそろ一服でしょうか。本格的な仕込みにかかります。
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翌月の試験のとき、事務所に行くと応接間に通された。
テーブルの上には試験問題があった。
① 一般投資家の売買と、専門家の売買とどうちがうのか?
(中略)
以上、一~二行で簡単に答えよ。
(中略)
上記の試験問題について、結論をつけておこう。
いま、筆者が考えて、満点に近い答えは次のようなものではないか、と思っている。
あてもの売買 確率二分の一を越さない
波乗り売買 向上できる
(注)
一般投資家の売買は当てものである。
上か下か当てようとする。
当てものの確率は二分の一であるが、サイコロで丁が続けて出る、あるいは10回のうち七回丁が出るのと同じことを期待してやっている。
しかし、現実は、確率二分の一を絶対に越さないどころか、欲にからんで二分の一より低下する。
(中略)
それに反して、上手な人の売買は波のりであり、上手か下手か、ということになる。上手下手ということは、努力によって上達する可能性がある、ということで、現実の売買においては努力によって利益を確保できることになる。
付け加えると、一般投資家は、研究によって確率を高めようとしているが、これは理論的にも現実にも全く不可能であるのに対し、プロは実行力をつけることを主眼としており、これは向上の可能性をもっているやりかた、といえるわけである。
以上、板垣浩著「プロが教える株式投資」より抜粋
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「向上の可能性をもっているやりかた」に出会えたことに感謝しつつ、日々の売買を楽しんでいこう。